織ー女糸と男糸でつむぐ社会

深い眠りに入った理由は、
いろいろあるけど、
多くは簡単に言えば「歩き疲れ」だ。
そんな,勿体ぶった言い方しなくてもいいか。
東の都は,否応無しに歩き疲れることになっている。
国立西洋美術館で開催中の
「ルーブル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画」を鑑賞。
到着した時間が午前10時頃だったのと、
ザ・ゴールデンウィークだったので、
入場待ち時間がすでに60分。
並んでいた後ろのカップルの、
やや癇に障る声で話す会話を聴きながら過ごす。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥールさんの「大工ヨセフ」。
蠟燭の炎の光の描き方に驚き魅入る。
あ、あの子は幼いキリストだったんだ。
カタログを見返し、今知る。
その程度の美術知識。

東京国立博物館の「国宝 阿修羅展」をと思ったが、
ここでも入場待ち時間が60分とあったので、
本と散歩が似合う街・
不忍ブックストリートで催されてた、
「第8回 一箱古本市」まで先に足を伸ばすことにした。
上野公園から芸大あたりを抜け、
言問通りを根津駅の方へ。
根津教会や古書ほうろうなど、
各ポイントに出店されていたので、
あらかじめ手に入れていた古本市の地図をもとに
不忍通りあたりををあっちへ行ったり,
こっちへ行ったりプラプラ散歩。
そんな収穫ははじめから期待はしていないが、
古本ハンティングは(中古レコードもだけど)
「もしかしてあるかも・・」な感じが堪らない。
ちょっと、珈琲屋で一休みして、
谷中銀座を通り抜け、
谷中墓地の慶喜公の墓に、こんにちは。
迷い込んでわかった寛永寺で
篤姫さんの墓に、ボンジュール。
その程度の歴史知識。
もう少し,続けますがよろしいですか?
お茶を一服。
ようやく、上野公園までもどり、
「国宝 阿修羅展」を鑑賞。
阿修羅像の佇まいもよかったが、
四天王に踏みつけられた邪鬼の顔が
どう見ても漫画太郎さんの
漫画のキャラに見えてしょうがなかった。
あと、八部衆像の名前がどうもヤンキー的。
沙羯羅とか迦楼羅とか。
その程度の仏教知識。
動物園の前ではしゃぐ子供たちを横目に
缶ビールを飲み干す。
今夜をお宿を探しに、電車に乗り込む。
憎っくきジャイアンツの歌が発車ベルの駅で降りてみる。
昨日につづく。
お時間です。
明日もつづく。いいですか?
島津ゆたか:ホテル
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