どこかでみた。
そう、どこかでみたのだ。

人は、これを既視感「déjà-vu」と呼んだり、
もしくはリスペクト、オマージュ、
時には、「Pàque-li」と言うのかどうかは出鱈目なフランス語。
せいぜいタモさんの四ヶ国語麻雀卓の対面に座る事ができるかどうかのレベル。
どうでもいい。
「小糸・・・わしゃ、生涯女房と名のつくものは持たないから・・」
知っている噺でも、その間によっては、
三味線の一振り、ほんの1音で、涙が滔々と流れ出てしまう。
「芝居の後、花見をして帰る約束だった。
来年も、再来年も二人で花見に行こう。生涯女は小糸一人だ。」
「この三味線はもう二度と鳴りません。お線香がたちきれました」
弄んでいるのである。
こうして、自分の身もこころも。
お時間です。
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